人工透析
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人工透析

腎臓の働きが正常の30%以下に低下した状態を、腎機能不全(腎不全)といいます。さらにこの状態が続くことを、慢性腎不全と呼びます。 人工透析とは腎不全の治療法のひとつです。腎臓機能を代行する装置を用いて血液を体外に導き、老廃物を除いて必要な電解質などを補給し、体内に戻す方法をとります。

人工透析について

透析治療は、不全状態になった腎臓の代わりに、人工腎臓(ダイアライザー)や腹膜を利用して行います。
人工腎臓を利用して行う場合、身体から血液を出しダイアライザーという透析器を通じて血液を浄化し、また体内に戻すというのが人工透析の仕組みです。

透析の流れ

❶ お問い合わせ

透析センター(TEL:0229-87-3012)へお電話ください。空床状況の確認をします。

❷ 受付

保険証など必要書類を確認し、カルテを作成します。透析治療が初めての方も、お気軽にご相談ください。

❸ 人工透析治療

1.透析治療を受けやすい衣服に着替えていただきます。
2.体重を測定します。
3.ベッドに移動し血圧・体温・脈拍を測定します。
4.穿刺をして透析治療を開始します。(透析中は血圧測定を定期的にチェックします。お食事も可能です。)
5.透析時間が終了後、返血します。
6.体重を測定します。
7.更衣室にて着替えていただき、帰宅となります。

❹ 帰宅

帰宅後は通常の生活が送れます。また、当院では透析のスケジュールに合わせて個別に送迎を行っております。
送迎をご希望の患者さまは、どうぞお気軽にお問い合わせください。

よくあるご質問

なぜ透析をしなければならないのでしょうか。

腎臓の働きが悪くなると、身体に不必要な水分や毒素が尿として体外に排泄できなくなります。透析を行うことで、余分な水分や蓄積された毒素を除去することができます。透析をしなければ生命にかかわります。

透析をするにあたって、日常生活で何か注意することはありますか?

透析は、腎臓機能の全ての代わりになるわけではありません。薬物療法・食事療法をあわせて行うことが大切です。食事は自己管理の上決められた指示カロリーを守り、三食きちんと食べることが重要です。その他、疲労を回復するための充分な睡眠、禁酒・禁煙、排便の習慣などに留意しましょう。

食事の注意点はありますか?

カリウムは身体にとって大切なミネラルですが、透析患者さまの場合、腎臓から尿中へ排出されないためにカリウムの血中濃度が高くなります。血中のカリウムが異常に高くなると、不整脈になって最悪の場合心臓が止まってしまう場合があります。高カリウムの症状としては手足のしびれ感、口唇のしびれ、膝や腰に力が入らない、脈が乱れる、動悸がする、息苦しい、などがありますので、十分注意しましょう。

水分や塩分の取り過ぎにも気をつけた方がよいでしょうか。

透析患者さまは尿量が少なかったり、無尿になることもあるので、水分の取り方が重要です。水分を取り過ぎると血圧が上昇したり、心臓が大きくなったり身体にむくみが出たりします。 塩分を取り過ぎると、むくみや高血圧を起こしやすく、心臓への負担が大きくなります。さらに、のどが渇き水分が欲しくなって水分管理が難しくなります。透析治療後から次の透析までの間には、体重が増えすぎないように注意してください。

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